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2013/04/25

過疎対策 -若者支援について・あるある話-

もし、これがガラッと変われば、あるいは体制が構築出来さえすれば過疎からの脱出という展望も描けてくる。

それが、『若者支援』。


過疎、限界集落・・・

この解消には、シンプルに言えば後に続く世代(若者)がいなければいけない。

『若者支援』が最も重要な地域が生き残っていくための カギ だと思っています。

そんな策を最終的に見い出せたらいいなぁと思っています。

今回は、現状認識というか、あるある話を

戦後、若者は都市部へ流出しつづけ、日本の多くの地域が「過疎化」していきました。
そして最近いよいよ「限界集落」という言葉が当たり前のように出てくる時代となりました。

一方で長男は、「家を守らなければいけない」という文化だけは未だに残っているのです。
もちろん、全部が全部そうではありませんが、とにかくそんな長男の皆様、ご愁傷さまです・・・かくいう自分もですが。。。汗


さて、さらに未だ家父長制の続く地域社会(ムラ)。島内で先輩(主に男性)からよく耳にするのが・・・

「(俺は、)昔はこうだった」
  • 家父長制・長男の方々のご苦労が、それはもう沢山御有りだったんでしょうね。
  • 今のように便利でなかったでしょうから、それはもう大変だったんでしょうね。
  • 大変勉強になりました。ご指導ありがとうございました。
と、年配者を敬う。儒教的な精神は日本社会においては確かに必要な社会スキルかもしれません。


なんですが・・・
  • その「昔」とは、戦後の、ベビーブーマー世代あたりの若者時代。
  • 歴史上、地域に最も若者がいた時代。
だったりするのが、非~常に多いのです。
日本人が「三丁目の夕日」を「古き良き日本」の象徴としたり、「あの頃は良かった」と、世代を問わず、老若男女が思うのは、まさに。な時代なのです。


現代に置き換えて受け止めれば。
  • 昔は5人~10人いたけど、今は僕1人ですけど・・・。
  • 高度経済成長と言うイケイケどんどんな時代。
  • 夢や希望があった時代。

なんてことになり、「いいなぁ~」とないものねだりになってしまうのです。大体。

そんなこと、「今も昔も変わらない」

いいえ、ちょっと違うんです


人がいない。若い女性がいない。出会いがない。遊び場、娯楽がない。働く場が無い。
ないないづくしで、一方で昔話をする人が多い(それを伺う相手が相対的に多くなる)。
慣習やルールや世間の常識だけはあまり変わらず残っているけれど・・・

時代や都市との違いはどんどん大きくなっています。随分と社会情勢・経済情勢が「変わってます」ね。


そんな中で、実際あったことですが
ある若者が、一生懸命地域のためにと頑張っておりました。
1人であれもこれもやっておりました(半ばやらされておりました)。
が・・・やることなすこと、寄ってたかって、口は出すけど・・・

なことが繰り返されておりました(どうやら今でも続いているそうです。)
これでは、その若者もさすがに嫌になったり、潰れたりしますよね?

それはなんともご愁傷さまです。。。
そんな所、早く出て行ったらいいじゃん!

ですよねぇ~、ホントに・・・
でも「先祖代々の土地を・・・」
とちょっぴりなるわけです。
しかもその若者は冒頭に触れた過疎、限界集落を何とかしたい!と思っていたりするわけですから。


これがよくある 現状 です。


長々と書きましたが、閉じた世界であるが故にその度を増していく地域のあるある話

でも、この 現状 では、いつまで経っても駄目ですよね?応援するどころか「潰す」習慣、環境では・・・

どうやったら若者は地域に残ってくれますか?帰ってきてくれますか?やってきてくれますか?お嫁に来てくれますか?定住してくれますか?

過疎、限界集落の対して何をすべきか?
この辺から「若者支援」策が出てくる訳です。


つづく。

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