半農半漁の村、村は貧しく男たちは、大工、左官など、職人として出稼ぎに。
この村には、大工、左官の家が50軒もあったという。職人は「海府大工」と呼ばれ、
その技術や仕事ぶりは評価が高かった。
しかし、その職人も、出稼ぎも、ことごとく時代の波に押し流される。
集団就職での転出、サラリーマンに代わり・・・
便利の良い街場へと若者たちを送り出す。
人口は最盛期の3分の1まで減った。
限界集落化が加速している。
しかし、この暮らしぶり、人、環境・・・が美しい。
にも関わらず、暮らすことが出来ないことは、罪ではないか?
「ここで暮らす」ために
大きなイノベーションに取り組む。
そのヒントは、それを壊した側にあるというのも事実。
人間の「生きる」環境の最適化、最上化を今だからこそ見つめる時がきているように思う。