「祖父に対する感謝は、1本の備中鍬だった・・・私にこの備中鍬を遺してくれたのだ。
それが何よりも幸せだと思った。。。」
と淡々と語ってくれたAさん。
人生の大先輩である。
立派な庭を案内してくれて、この庭も庭師に頼むことなく、自力でつくったとのこと。
庭でお気に入りの場所に座らせてくれた。
そこは、30年掛かって作りあげた世界(庭)が一望できるとっておきの場所だった。
やった人間にしか分からない。
その苦労や、思いがその風景から目の当たりに出来た。
その土地、家に暮らす。
そして、次に繋げる。
そのために生き、死ぬことが本望。
備中鍬を継承すること。
それがどれだけ大変か、それがどれだけ尊いことか。
それを学んだ一日だった。
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